オーストラリアの理学療法士の給与について調べてみました。
アメリカの理学療法士については、以前にご紹介しましたが、今回はオーストラリアです!オーストラリアという国の魅力も交えて、ご説明します。


オーストラリアってどんな国?

まずは、オーストラリアがどんな国か紹介します。

首都はキャンベラ、言語は英語、治安は世界治安危険度ランキングの18位/163カ国、と非常に治安の良い場所であり、観光スポットとしても人気があります。地理上では日本の南に位置し、日本から8時間半で到着できる場所なんです。

動物では、コアラにカンガルー、ポッサムなどの有袋類。スポーツでは、ラグビー。世界遺産としては、映画「世界の中心で愛をさけぶ」で有名なウルル-カタ・ジュタ国立公園(エアーズロック)や世界最大のサンゴ礁地帯であるグレート・バリア・リーフがあります。また、オーストラリアと言えば、ワーキングホリデー協定を最初に(1980年)締結した国であり、海外研修や世界最高レベルの研究をアメリカやヨーロッパと並んで行っていると耳にします。

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ポッサムの写真(※ぶっちゃけ、知らなかったので、写真を掲載します)

 

 

 

オーストラリアのPTってすごいの?

海外のPTは「すごい!」と言われていますが、何がすごいのでしょうか?世界最高レベルの研究を行うオーストラリアのPTと日本のPTには、どのような違いがあるのでしょうか?わかりやすく比較してみました。

 日本豪州
総数(協会)・約7万人・約1万人
教育レベル・養成校の規制が不十分
※卒業後、国家試験合格で免許取得
・養成校の規制が厳しい
※卒業後、試験なしで免許取得
免許・英語圏では通用しない・英語圏で通用
開業権・なし・あり
認知度・低い・高い
年収・390万円程度・500~1,000万円程度

 

総数

理学療法士の総数(協会の会員数)は、日本の7万人と比較して、オーストラリアでは1万人程度と少ないです。その理由は、養成校の定員が限られており、かつ、そこへ入学する過程(偏差値が高く設定されている)や卒業までの道のりが難しいためだと考えられます。

 

教育レベル・免許

上記表の「教育レベル」をご確認下さい。オーストラリアのPTには、国家試験がないのですね。卒業すれば資格を取得できるのは、ありがたいです。ただし、日本よりも養成校に入学・卒業する難易度は高いようですね。

ただし、免許は更新制とのことですが、オーストラリアで取得したPTの免許を、英語圏内(イギリス、ニュージーランド、カナダ、マレーシア、シンガポール等)で、使用できることは魅力的ですね。

 

開業権

開業権があるため、診断も行い、処方もします。オーストラリアでは、患者さんがDr.を通さずに、直接PTの評価を受け、治療を受けることが可能なんです。(ダイレクト・アクセスと言います)加えて、PTは一部の薬も処方でき、処方箋を自らつくることもできるんです。ということは、責任重大ですよね。

養成校を卒業するまでに、勉強すべき分野が日本よりも広いわけです。オーストラリアのPTは、ドクターと同じような役割を果たし、勉強量も日本と比較できないような印象ですね。

 

認知度

オーストラリアでは、ダイレクト・アクセスが出来るため、「腰が痛い」と思えば、PTが開業したクリニックへ行き、PTのリハビリが受けられます。そのため、PTの社会認知度は非常に高いそうです。

 

年収

さて本題の給与です。表を見れば、一目瞭然!オーストラリアのPTの年収は、500万~1,000万円程度と日本よりも高いですね。ある意味、ピンキリです。なぜ、年収に開きがあるのでしょうか?まずは地域別の時給を見てみましょう。

オーストラリアのPTの地域別の時給

地域によっても収入は様々ですが、平均時給は約3000円です。

8時間勤務の週休二日換算で、年収は575万程度になります。やはり、日本より高い収入になりそうですね。収入がピンキリなのは、開業権があることや、日本のようにPTの職場が病院や施設だけでなく、産婦人科や障害予防、健康管理の目的で企業に勤務している方も珍しくない様で、様々な所でセラピストが働いているからです。

オーストラリア西部では鉱業が盛んなため、そこで働く労働者の怪我のケアや予防を行うPTの給与は非常に高く、初年度でも年収1,000万円を超えるそうです。何だか、オーストラリアのPTはすごいんですねー!

 

 

オーストラリアでPTになるには?

近年、野球でメジャーに挑戦するように、PTも海外で自分の実力を試したく挑戦する方が増えていらっしゃるように見受けます。しかし、オーストラリアと日本では給与も大きく違えば、仕事内容やその責任も異なります。では、どうすればオーストラリアのPTになれるのでしょうか?

  • オーストラリアの理学療法学科に入学し卒業して免許を取得する
  • 書き換え試験を受けて免許を取得する

この2通り以外にありません。

英語に自信がある方は後者で問題ありませんが、IELTS英語テスト(英語力を証明する一般テスト)で、Reading,Writing,Speaking and Listeningの全てのセッションで7.0以上取る必要があります。この英語力が必須条件であり、更に書き換え試験に合格する必要があります。書き換え試験では、書類審査や筆記試験、臨床試験として実際の患者さんの診断と治療を行い、合否がでます。しかし、試験問題が出回っておらず、試験対策ができないのが現状です。かなり難しそうですね。

前者の大学に入学して英語力を付けながら、卒業を目指していくことが現実的な気もします。それでも、英語の勉強は必要そうですね。とほほ・・・。


最後に宣伝です!

キャリアPTの運営メンバーには、海外経験豊富なスタッフが在籍しています。オーストラリアへの留学経験はありませんが、フィリピンの大学(フィリピン大学ディリマン校@ケソンシティー)へ留学していた経験もあり、英語はまずまずです。フィリピン留学は安価で英語を学ぶことができる良い国ですよ。ということで、優秀なフィリピン人から英語を学ぶことができる、オンライン英会話をご紹介します。2回の無料体験レッスンが受けられるのは、良いですね。



(参考URL)
・http://www.payscale.com/research/AU/Job=Physiotherapist/Salary
・http://www.worldsalaries.org/physiotherapist.shtml
・http://www.japanpt.or.jp/internationall/workandstdyaborad/column_us_isshiki/
・http://www.aswho.com/griffinse-scienceandphysiotherapy
・http://Sydney-physio.jugem.jp?eid=47

 

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