こんにちは!理学療法士の松木です。

私は、超急性期の脳卒中や脊髄疾患、神経内科疾患専門病院のリハビリテーション科の責任者として勤務していました。
そこでは、リハビリテーション科の立ち上げや、新病院ならではの出来事など大変貴重な経験をさせて頂きました。 
入職当初、リハビリテーション科は私1人だけでした。
徐々に人員が増えていき、現在では理学療法士3名、作業療法士2名、言語聴覚士1名の計6名となりました。とても楽しく充実した病院勤務でしたが、7月末で退職し
現在、訪問看護ステーションを立ち上げのため、日々奮闘しています!

今までは、給料をもらう立場でしたが、給料を支払う立場となり、より責任感が必要になります。
また、収入も自分の働きや社会貢献度により大きく変わることになり、病院勤務とは違ったメリット・デメリットがあると思います。

そこで、約8年間の病院勤務での経験を振り返りながら、今回は「病院勤務のメリット・デメリット」を挙げ、皆様の転職や今後のキャリアにお役に立てればと思います。  

 

 

病院勤務のメリット

 幅広い知識と経験を得ることが出来る

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ご存知の通り、病院には様々な診療科目や部署があります。
病院には脳神経外科、神経内科、整形外科、呼吸器内科といった診療科目の他、リハビリテーション科、看護部、放射線科などがあり、それぞれの分野でのエキスパートが存在します。

そのため、お互いの仕事を理解することで、各分野からの視点で患者様を診ることが出来ます。
しっかりと連携を図ることで疾患とリハビリテーションの関係性やMR、CT画像、脳波や心電図の見方などを各部署から学べますし、
医師との関係次第で、術適応か否か、診断の補助などに関与でき、大変貴重な経験を積むことが出来ます。  

私が病院勤務を始めたときにこのようなエピソードがありました。
神経内科の医師から
「松木くん、Up and Go test しといて~!文献も渡すよー。」と言われました。
当時の私は、本当の意味を知らずに、「Up and Go test?別に難しい試験ではないので、文献なんていいですよー。」と返答しました。
そして、対象患者さんにUp and Go testを行い、その結果を主治医に報告すると、「その結果になるなら、手術適応かな?」との話になり、手術に至りました。
(その患者さんは後に歩行は見違えるほどよくなり、退院されました。)

後に主治医に聞くと、ある検査を行う前後でのUp and Go testの結果によって、診断と術適応か否かの大きな根拠になると学びました。 
理学療法士の中ではUp and Go testは歩行能力を評価するためのものですが、神経内科・脳神経外科では診断基準や術適応の判断基準として使用されるのです。

このように、同じ評価法を用いての評価でも、部署によって目的・意味が全く異なるケースは多々あります。
病院では様々な角度からの医療が行われているので、この経験によって、意見交換の必要性を痛感しました。

また、病院は多くの部門が組織で動いており、一人の患者さんに対して多くの職種が関わります。
そのために、他部門ならではの目線や考えに触れる機会が多く、私達が気付かない部分を教えてくれたり、患者様からの苦情や不満、希望していることを私達PTが気付かないところで対応してくれていることも少なくありません。

しっかりと連携をとることで、『自分の見ているものが全てではない』ということが分かれば、理学療法士としてのスキルアップにも繋がります。

 

 急な休みを取りやすい

子育て世代には嬉しいポイントですね!私には3人の子どもがいます。
急な発熱なんて日常茶飯事で、冬場のインフルエンザやノロウィルスの流行に怯えています。

急な休みは病気だけではありません。

あれは長女の小学校入学式のことです。 
初めての入学式ということで夫婦で張り切って休みをとり、当日に備えていました。
しかし、入学式の日にちを間違っており、そのことを入学式の当日に気付き一家で大パニック!!
早速、電話にて

 「ごめん、式の日を間違えてた」
同僚 「はぁ?… いつですか?」
 「今日、休みもらえないですか…?」
同僚 「えっ…、 がっ頑張ります」

まさに同僚との”絆”発動です。(笑)

このように病院であれば、組織体制もしっかりしているので、みんなでカバーしあえる環境が整っており、急な休みでも対応可能なことが多いです。  
もちろん、スタッフの考え、方針によっては休みを取りにくい病院もありますが…汗

 

自分のペースで人生設計出来る

一般的に病院は規模が大きく、 経営が傾いても経営者が交代するなどして、病院が存続するケースが多く、いきなり倒産というケースは少ないです。
また給与も安定しており、大幅に減額になるという話はあまり聞きません。 
このように給与や雇用の安定などが約束されているので、業務に集中出来ます。

そのため、自分のペースで人生計画を作りやすく、住宅購入や子どもの進学などにもじっくりと向き合えます。

 

 

病院勤務のデメリット

作業は出来るが仕事をするのが難しい

病院は大きな組織なので、何か新しい試みをしたいと思っても、実際に自分がやりたいことが出来るようになるまで、いくつかのハードルがあります。 
まず、自分の部署の管理者の承諾、次いで他部門の管理職やスタッフの承諾がないと新しい試みは出来ず、場合によっては院長の許可などが必要です。

そういった点から、部署の管理職次第で出来ることが大きく変わり、日々の作業の他に、新たな仕事を行ったり、作るといったことが難しい環境とも言えます。  

 

給料が安い

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これは… みなさんが一番思っていることですね(笑) 

安定はしているが、給料は安いということです。 
歯をぐっと食いしばって頑張りましょ (笑)    

 

 

最後に…

履歴書の書き方_01

病院勤務でのメリット・デメリットを簡単ではありますが、書かせて頂きました。
もちろん、ここに載っていることが全てではありません。
一番大事なことは、施設によって環境などは異なりますが、環境を生かすも潰すも本人次第ということです。
環境を生かして、専門職としてだけではなく、人としても成長し、ともに社会貢献していきましょう(^^)/
病院勤務を検討されている方の参考になれば幸いです。

以上、私が考える「病院勤務のメリット・デメリット」でした。

今の年収や仕事環境を変えたい方にはこちらが役に立ちます。

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