整体院の理想と現実 知っておくべき整体の3つの仕事

整体院を起業された方や、これから企業しようと考えている方は、みなさん夢や希望を抱いているでしょう。実際、起業している人はモチベーションや行動力が高い人ばかりです。その一方で、1年経たずに廃業する人がいるのも事実です。ここで、考えて欲しいことがあります。

 

「廃業した人たちは、やる気がなかったのでしょうか?」

 

そうではないと思います。夢を持って始めた人でも、直面する整体院経営の「現実」がそこにはあります。実際のところやってみないと分からないところが大きいのは事実ですが、やる前にもその「現実」を「想像」することはできます。

今回は整体院を経営するにあたって、知っておくべきことを「仕事時間」「責任」「モチベーション」の3つに分けてご紹介します。整体をやってみたいと考えている方は、まずは今回の記事を読んで、想像を膨らませてみて下さい。

 

仕事時間について

病院勤務をしていれば、始業時間が8時30分位で、17時半~18時位には終業になることが殆どでしょう。職場によって若干の差異はあれど、何か研究をしている人を除いて、家にまで仕事を持ち帰る人は理学療法士の業界では稀だと思います。

 

脳裏から離れない仕事の気分

ところが整体院経営では、病院勤務のようにはいきません。基本的に寝ている時以外、常に仕事をしている「気分」になります。「気分」と表現したのは、実働時間が終わっても気持ちは休まらず、常に仕事のことを考えているからです。

 

「”そんなのその人次第だ”と思われますか?」

 

私は整体以外の業種の社長さんとも繋がりがありますが、多くの社長さんは私の言っていることを理解してくれます。

つまり、整体院に限らず、経営をしている人は、皆こういった思いを抱えているのです。仕事が終わって、家族と食事をしていても、あるいは休みの日にショッピングに出かけていても、常に仕事のことが頭にあります。この状況を楽しめる人なら良いですが、苦痛に感じる人には耐え難いでしょう。

 

「頭の中に何が常にあるかと言うと、多くは”お金の心配”です。」

 

病院に勤務していれば、「今月は給料30万円だけど来月は10万円です」何てことはまずあり得ませんが、整体院含め自営業では十分に起こり得ることです。この不安は月に100万円以上稼ぐ整体師の方も口にしていました。私も生活に困らないくらいの売り上げは、半年以上稼ぎ続けているのにこの不安感は一向に消えません。一生食べていくに困らないくらいの貯金があれば別なのでしょうが、

 

「自営業をしている限り、この不安は常について回るものだと考えておいた方が良いです。」

 

 

施術だけに留まらない拘束時間

また整体院経営をしていると、実際の拘束時間も長くなります。

私は開業してから8ヶ月ほど経ちますが、「今日は1日何も仕事をしなくていい」という日は月に1、2日あるか無いかです。その1日フリーの日も実際には、「やることがあるけど、今日は休みにする」と決めて時間を確保して生み出したものです。

 

「そんなに何をするのか疑問に思われるでしょうか?」

 

私の整体院では、1日に最大9名の方をみます。1人1時間枠を取っていますので、施術だけでも最大9時間は働くことになります。その他、カルテ記載や電話対応、掃除、売り上げの確認など行っていると、その他の仕事は整体が休みの日に回ってしまうことが多いです。

休みの日には、

・数字の管理と集客媒体の選定
・チラシの発注
・新聞折り込みの依頼
・ホームページの広告設定・アクセス数などの確認
・お客様の声の更新
・集客用のブログ更新
・クーポン誌業者との打ち合わせ
・サンキューレターの送付
・ニュースレターの作成
・消耗品の購入
・各種支払い
・領収書の整理・帳簿の記入
・研修会参加

などなど行います。

私は忙しくて手が回らないので、ホームページ関係のことは業者さんに、帳簿のことは税理士さんにお任せしています。それでも休みの日にやることは盛り沢山です。仕事はいくらでも出てくるので、

 

「”今日は休む!”と決めない限り常に仕事があります。それが整体院経営です。」

 

 

責任について

整体院をやっていて本当にキツイのはここかもしれません。

忙しいのは、それだけ売り上げがあり、お客さんに求められている証拠ですから、むしろやりがいになるかもしれません。しかし、

 

「自費で施術を行うと、相応の責任が発生します。」

 

病院で保険を用いたリハビリを行っていても、もちろん責任は発生します。ただ自費でやると違うのは「整体にかけている人が来る」ということです。整体院経営は基本的に一度来てくれた人が、何度もリピートしてくれないと成り立ちません。ですが、しっかり通ってくれる人というのは、それだけ整体に期待をしています。だからこそ、1回5000円以上もする施術にお金を支払うのです。そういった方の中には深刻な悩みを抱えている人もいます。

 

「心身の不調から仕事を辞めようか悩んでいる人」
「夫婦関係が良くない人」
「手術しようかどうしようか迷っている人」
「親子関係で悩んでいる人」

などです。つまり、

 

「体のことはもちろん、心のことも様々な悩みを抱えている人も含まれるということです」

 

手術のことや人間関係のことなど、適当なことはもちろん言えません。しかし、

 

「お金を頂いている以上、1人1人にしっかり向き合う必要があります。」

 

向き合うということに、これが正しいという答えはありません。自分の考えに従って、誠心誠意向き合うしかないのです。

 

 

モチベーションについて

起業に向かって動き始めている人は、やる気に満ち満ちていて無尽蔵に仕事をこなしているでしょう。

そのモチベーションさえあれば、仕事がいくら忙しかろうが、どんなに責任を負おうが、どんどん前に進んでいけると思います。ですが、そのモチベーションがいつまでも続くとは思わない方が良いです。

整体院をやっていると様々なことが起こります。施術をしても体が良くなる人ばかりではありません。良くならなかった人を前にしたときの無力感や気まずさ、またシビアな世界ですから、効果が無いと思ったら無断キャンセルをする人もいます。無断キャンセルは、その人のモラルの問題もありますが、信頼関係を築けたと思っていた人から無断キャンセルされた時には、かなりダメージがあります。

 

「表現が正しいか分かりませんが、”裏切られた”ような気持ちになります。」

 

これは味わってみないと分からないと思いますが、何とも言えない辛い気持ちになります。またお客さん都合でのドタキャン返金要求など、自分の提供しているものに、はたして価値があるのだろうか、ということを嫌でも考えさせられることは多々あります。こういったことを気にせず、ガツガツ前に進んでいける人もいます。そのような人は社長業に向いていると思います。しかし、

 

「ナイーブな心を持っている人には辛いかもしれません。」

 

そういったことを経験していくと始める前に持っていたモチベーションも削られていきます。

 

 

気持ちを支えるのは理念やビジョン

整体の理想と現実_01

整体を続けられる人には特徴があります。それは、理念やビジョンを持っている人たちです。

・理念(=整体に来てくれた目の前の人をこうしてあげたい)
・ビジョン(=社会をこんな風に変えたいという想い)

 

「理念やビジョンを人生をかけて達成したいと思っている人たちは、仕事を続けることができています。」

 

こういった理念やビジョンを作るには、まずは「哲学」が必要です。あなたにとって、

・仕事とは何でしょうか?
・時間とは何でしょうか?
・お金とは?
・健康とは?
・家族とは?
・そして、人生とは何でしょうか?

 

そういった哲学をあらゆることに持つことによって、あなただけの理念やビジョンが生まれてきます。それがあれば辛い事にも耐えられるかもしれません。整体業に関わらず、起業しようと思っている人はまずはこのようなことから考えてみてはいかがでしょうか。

 




整体を始めたい理学療法士は必見!知っておくべきお金のこと

最近、整体院を開業し、活躍する理学療法士が目立ってきていますね。

そういった方の中にはブログ等を通じて情報発信をされている方もいますが、それらの多くは今現在で経営が上手くいっている方ではないでしょうか。そのような方のブログを読んでいると、「何だか自分も上手くいきそう!」と感じるのではないでしょうか。実は私もそうでした。そして、そんな風に感じたことがある、感じているあなたに伝えたいことがあります。

 

「整体院を経営するためには、お金のことについて知っておくべきですよ。」

 

整体院の経営はやりようによっては病院勤務の時よりも儲かります。(自身の所得が上がります)しかし、あなた自身が(整体院を健全に経営するために)具体的にいくら稼ぐ必要があるのか、を知っていなければ売上目標も立てようがありません。そこで今回は、整体院経営で知っておくべき「お金のこと」についてお伝えします。

 

 

整体院経営にかかる経費はどれくらい?

整体院お金のこと_01

あなたは整体院を経営して、いくらお金を稼げれば満足ですか?

50万円、100万円、あるいはもっとでしょうか。
例えば、50万円売り上げれば、病院勤務の時と比べて、格段にいい生活が出来るでしょうか。

答えはNOです。整体の売上からは「経費」を引かなければなりません。 

「そんなこと知っている」と思われた方でも、具体的にどのくらいの経費がかかるのか、想像がつかないのではないでしょうか?

 

私の整体院を例にとって、経費についてお伝えしていきます。

 

広告費

整体院を経営していくにあたって、最もお金がかかるのが「広告費」です。ちなみに私の整体院では、毎月15万円程を広告費だけに費やしています。お客さんが少ない開業したての頃に限っては、月に20万円は使っていました。

 

「広告費に毎月15万円を多いと感じるでしょうか、少ないと感じるでしょうか?」

 

私の街には、数多くの整体院がありますが、それらの殆どは月に1万円の広告費もかけていないように感じます。(実際に聞いたわけではないので推測です)そして、そういった整体院は「なんとか」やっているというのが実情です。ゴッドハンドの先生がいる場合は別として、普通の技術力しかなく、広告費にお金をかけていない院は、あまり稼げていません。整体師の平均年収が200万円と聞いたことがあるので、おそらく月に15万から16万円の売上が関の山でしょう。

ちなみにですが、私の整体院でかけている毎月15万円の広告費の内訳は以下の通りです。

・新聞折り込みチラシ:月7万円~8万円
・ウェブ集客:月5.5万円
・クーポン誌:月2万円

このくらいの広告費をかけて経営を成り立たせているわけです。但し、私が開業している地域は、お客さんの集まりが良い方の地域なので、”このくらいの広告費で済んでいる”と言うべきでしょう。つまり、もっと広告費をかけないと集客できない地域もあるということです。広告費だけでもこれだけ(毎月15万円)のお金がかかります。しかしながら、整体院の経営には広告費以外にも沢山のお金がかかります。それではその他の経費についてお伝えします。

 

その他経費

私の整体院で、広告費以外にかかっているお金は概ね以下の通りです。

・場所代:月0円(※自宅整体のため)
・光熱費:月3千円
・税理士さんへの顧問料:月1万円
・顧客管理システムのリース代:月7千円
・雑費(フェイスペーパー等):月1千円

私は自宅で整体をやっているので、場所代はかかりませんが、自宅でできない環境の方であれば、その費用ももちろん発生します。場所を借りる場合、アパートが一番安いと思いますが、駐車場代等を含めるとそれでも月々5~6万円はかかるはずです。仮に、しっかりした店舗でやりたいのであれば、最低でも10万円、立地や設備の良い所であれば20万円以上してもおかしくありません。

 

年金・保険・税金

最後に忘れてはならないのが、年金、健康保険、住民税、所得税です。

あなたは今現在これらの費用をいくら納めているか知っていますか。私はまだ整体院を経営し始めて初年度なので、所得税の金額は分かりませんが、年金、健康保険、住民税を合わせると月に5万円以上納めています。

・年金、税金、税金:月5万円~6万円

ちなみに病院に勤務して、厚生年金や共済年金に加入している人は、個人が負担している保険料と同額を勤務先が負担してくれています。

「簡単に言うと自営業になると、将来貰える年金は勤めの人と比べて半分になるということです。」

もちろん、国民年金基金などに加入すれば別ですが、それにも当然お金はかかります。このあたりのことは、わざわざ私が説明しなくても、ネットに情報がゴロゴロしていますので少し調べればわかると思います。

 

以上のお金を全て含めたものが売上から引かれ、手取額になります。売上から引かれる費用をざっと計算すると、月に約23万円です。場所を借りるとなれば、月に30万円近くがかかることになりますね。

・広告費:月15万円
・その他経費:月2.1万円(※場所代がかかる場合は、+最低5万円~)
・年金・保険・税金:月5~6万円

 

 

整体の仕事はそれに見合う報酬が得られるか?

ここで最初の質問に戻ります。

 

「あなたは整体院を経営して、いくらお金を稼げれば満足ですか?」

 

50万円程度の売上では、生活していくのがギリギリなのがお分かり頂けると思います。最低でも60万円から70万円を売り上げてなくては、病院勤務の時よりも良い稼ぎにはならないということです。

では70万円を稼ぐためには、どのくらいのお客さんを整体するようになるでしょうか。1日に何人のお客さんをみるかは料金設定によって変わってきますが、例えば私の整体院だと1回5千円程です。仮に月の営業日数が20日間とすると、1日に7人のお客さんをみる必要があります。

・月間70万円の売上=1日7人×客単価5,000円×営業日数20日

 

そして、自営業になればもちろん整体だけが仕事ではありません。前回の記事(整体院経営を目指す理学療法士に知ってもらいたい4つの役割)でもお伝えしましたが、整体院経営には社長、営業、事務、セラピストの4つの役割が必要です。セラピストとして1日7人をみて、その他の役割をこなす必要がありますので、労働時間は病院勤務の時よりも確実に長くなります。

ちなみにですが、私は何だかんだで1日に12時間以上は労働していると思います。(はっきり計った訳ではないですが)そして休みの日も残った仕事をしているので、1日フリーという日は月に1、2日あるかないかです。(オーバーな表現ではありません)

 

「あなたにとって整体の仕事は、それに見合う価値がありますか?」

 

 

私が整体業を行う理由と考えて欲しいこと

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私が忙しくしながらも整体業をしているのは、ビジョンがあるからです。
整体を通して「目の前の人を、社会をこう変えたい」という思いがあるからです。それが無ければ耐えられないでしょう。逆に言えば、そういった「思い」があるのであれば、忙しい毎日にも耐えられるかもしれません。

私は開業したからこそ言えますが、自営業だからすごいとか、サラリーマンだからダメということは一切思いません。仕事は仕事と割り切って、指示に従って、機械的に働く、というのもその人の価値観次第なので否定はしませんが、仕事というのはおそらく人生の中で最も時間を使うことです。

 

「私にとって人生とは、楽しみながら使命をまっとうするための時間です。」

 

ですから、皆様にも自分の使命を見つけて、そして楽しみながら、それを全うして貰いたいと思います。そのために自営業でないといけないということは決してありません。

 

・自営業だからできること、できないこと。

・サラリーマンだからできること、できないこと。

 

それぞれあります。この記事を通してもう一度、何がやりたいのかしっかり自分と向き合ってみて下さい。

 




整体院経営を目指す理学療法士に知って貰いたい4つの役割

はじめまして!坂井正宙と申します。
私はもともとは、病院勤務の理学療法士でしたが、今は病院勤務を辞めて整体院を経営しています。

最近は開業志望の療法士もちらほらいるようですが、実際に開業まで踏み切るのは、ごく少数です。先日、病院に勤務している元同僚と話をする機会がありました。そこで同僚から、

 

「整体ならやりたいことができて楽しそうだな、職場に縛られずに仕事ができるなんて羨ましいよ」

と言われました。きっと病院や施設に勤務している理学療法士からしたら、こんな風に見えるのでしょう。私も病院勤務時代にはそう思っていたので、よく分かりますが、

 

「整体院を1人で経営するということは、そんなに単純なことではありません」

整体院の経営では、病院勤務の時には意識すらしなかった、集客や事務仕事、事業の展開の仕方まで様々なことを考えなければなりません。そこで、今回は(整体院経営を)始めてから後悔しないために、整体院経営に必要な役割についてお伝えします。開業しようと思っている方も、どうしようか迷っている方も、この記事を読んで、改めて考えてみて下さい。


整体院経営の実情

整体院経営_01

ちなみにですが、私は2015年3月から整体院をオープンしていますので、まだ1年も経っていません。今では、毎月、病院勤務の倍ほどの手取り所得がありますので、それなりに上手くいっている方だと思います。整体院経営は、本当にピンキリで、同じ元理学療法士の人で整体をされている人でも月に100万円以上売り上げる人もいれば、オープンして数カ月でお店をたたんだ人もいます。

 

「毎月100万円以上売り上げる人は一握りで、辞めていった人の方が多い」

これが整体院経営の実情です。現在、私は生活するには問題ない所得を得ることができていますが、そんな私でも辞めていった人たちの気持ちはよく分かります。その理由は、

 

「整体と言うのは、”死なない程度にはやっていける”職業だとわかったからです」

つまり、何とか生活していける稼ぎは得られるということです。整体は、最低限、部屋と治療台さえあればやっていけるような、経費があまりかからない業種です。そのため、街にある整体院は沢山あっても潰れず、細々とやっていけるのです。

 

 

理学療法士が整体院経営を続けるか

ご説明の通り、整体院経営には、何とか生活していける稼ぎは得られるような仕事である、という側面があります。これを、理学療法士が続けることができるのでしょうか。答えは、

 

理学療法士がこれを続けるかと言うと、続けません」

理学療法士の資格があれば、最低限、月に20万円ぐらいの手取りを貰えて、それなりに社会的地位がある仕事に就くことができるためです。その上、病院勤務に至っては、管理職でない限り、セラピストとしての役割と、カルテなどの書類作成の事務的な仕事ができれば仕事を回せます。ですが、整体院経営となるとセラピスト、事務仕事に加えて営業の仕事(集客)、社長としての仕事が加わります。

 

つまり、理学療法士が整体院を経営するに当たっては、

「セラピストの役割以外の役割(社長、営業、事務)を務める必要があり、大変なんです」

 

 

病院勤務と整体院経営との決定的な違い

病院には、治療におけるリーダーとしての役割を担う(ことが多い)医師が在籍しているため、患者さんから何か聞かれても返答に困れば「主治医の先生に聞いて下さい」とごまかすこともできます。治療結果に関しても手術の出来や投薬の関係、病棟の協力度合いなど様々な要因に左右されるため、担当の患者さんが良くならなかったとしても、個人的に反省するくらいで、懲罰も基本的にありません。

 

「ところが整体院ではそうはいきません

例えば、腰痛の患者さんが来て、整体を施し良くならなければ、それは100%整体師の責任となります。患者さんによっては、

 

「治ってないんだからお金は払わない」

と言われる可能性だって当然あります。病院では患者さんと万一何かトラブルになっても、病院全体でバックアップしてくれ、セラピストと患者さんの間だけで解決させるなんてことはまずありませんが、

 

「整体院ではこういった時のトラブルにも自分1人で対応しなければなりません」

病院勤務と、整体院経営の決定的な違いは、こういったトラブル対処等の責任を取る仕事の有無にあります。

 

 

整体院経営に必要な4つの役割

それでは、整体院経営で特に重要な2つの役割(営業、社長)について、ご説明します。(セラピストと、事務の役割は想像できると思いますので、割愛します)

 

営業の役割

整体院経営_05

営業の役割、整体院では集客の仕事が該当します。

 

「整体を始めて半年ぐらいやっていたら、徐々に口コミで広まって、少しずつ軌道に乗るだろうな~」

なんて考えるのは甘々です。こんなことを考えていたら、まず潰れます。実は、私も開業する半年ぐらい前までは、こんな風に考えていましたので、こう考えてしまう気持ちはよく分かります。しかし、

 

「よほど運が良いか、技術がずば抜けているか、でない限り、勝手に軌道に乗ることは殆どないはずです

お客さんを整体院に連れてきて、治療台に寝かせるところまでがいかに難しいか、そしてそのお客さんにリピートして貰うのがいかに難しいか、ということは経験してみないと分かりません。経験しないと分からないなんて言うと、元も子もないですが、実際かなり大変な作業です。

 

実は、集客の方法もリピートを取る方法も「コツ」があるのですが、その「コツ」も今日勉強して明日身に付くものではありません。これらは少なくとも開業の半年前から勉強して「実践する」ことが大切です。どんな勉強も実践なくしては意味がありません。病院に勤務しながら実践したいのなら、週末開業をしてみるのも1つの手です(ちゃんと職場の許可は取ってくださいね)。

 

 

社長の役割

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整体院経営では、今月は売り上げがイマイチだからチラシの量を増やそうとか、利益を増やすためには値上げが必要だとか、そんなことも考えなければなりません。セラピストとして患者さんには向き合いつつも、社長として整体院の舵取りもしなければならないのです。

 

「社長業というのは臨機応変さが命です」

月末に近づき、売り上げ目標に20万円足りなかったら、何とかして20万円増やす方法を考えなければなりません。何かキャンペーンをうつか、アップセルといって上級のコースを買って貰うか、あるいは他の方法を取るか・・・。例えばですが、

 

「あなたは毎月広告費に30万円を使えますか?」

もし30万円の広告費を使って、そこから利益が出るのであれば、即支払うべきです。ですが「普通の人」はビビりますよね。病院勤務時の1ヶ月分の給料よりも多い額をポーンっと支払うことには躊躇うと思います。

 

「ここで支払えなければ社長としては不向き、としか言えないです」

整体院経営には、先行投資が大切なのです。ギャンブルではダメですが、回収する道筋がイメージできるのであれば、迷わずお金を出せるようでないと売り上げは伸びていかないでしょう。整体院を1人で経営するということは、こういう決断を行う仕事もするということです。

 

 

整体院を経営する上でのメリット

整体院経営は、冒頭で病院勤務の元同僚が言ったような「職場に縛られずに仕事ができるなんて羨ましいよ」なんて世界ではないことはご理解頂けたかと思います。しかし一方で、

 

「自分で何でも決められるという側面があることは確かです」

例えば、「来月のこの日は連休を取って家族旅行に行こう」ということを勝手に決めることも可能です。また、サラリーマンと違って「今月は手取り額を10万円増やすぞ」と思って、頑張って仕事をすれば実現させることもできます。サラリーマンでは、どんなに頑張ってもすぐには昇給しないですからね。

 

「やればやっただけ稼げることも事実です」

治療に関しても責任が大きい分、患者さんが良くなったりすればその喜びも大きいです。こんな風に良い面があることも確かです。

 

「何事もそうですが、やる前と言うのは希望に満ちていて、良い面ばかりを想像してしまいがちですが、そこを一旦、冷静になって総合的に考えてどうか?ということをしっかり見つめ直すべきです。」

 

 

まとめ

整体院経営に必要な役割についてお伝えしてきました。

1人で整体を経営すると社長、営業、事務、セラピストとしての役割を全てこなさなければなりません。私が整体院を経営して一番感じたことは、「組織」のありがたさです。

上司から命令されてやるのは気に食わなかったり、何で自分が・・・何てことを考えることもありましたが、それも全体で上手くやっていくために必要なことだったと今では感じます。

 

「やはり経験は人を成長させてくれます」

この話を聞いて、「そんなことは分かっている」といくら言ったところで、実際にその立場に立った人の気持ちは分かりようがないのです。障害者の気持ちをセラピストがいくら分かろうとしても分からないように、経営者の気持ちはサラリーマンがいくら分かろうとしても分かるものではありません。そういった意味で、

 

「一度そのような立場を経験するというのもひとつの人生経験としてはアリなんじゃないか」

と私は思います。週末開業でも何でも良いと思います。いつか年をとって「あの時やっておけば」と後悔するくらいなら挑戦して失敗した方が良いんじゃないでしょうか。

 

いざ始めるのであれば大胆に行動して、ただし始める前は慎重に冷静に考えて下さい(家族と相談するのも大切です。一番協力してくれるのも、一番足を引っ張るのも家族です)。この記事がその助けになれば幸いです。

 

 




理学療法士のブログ運営は未来の収入をつくるキャリア構築の場

私は理学療法士として老人保健施設で働きながら、副業のブログでお小遣いを稼いでいます。パソコンなどにあまり詳しくない方は、ブログなんかで本当に収入が得られるのかと半信半疑だと思いますが、ここではその意義と仕組みについても簡単ですが紹介していきたいと思います。


理学療法士がブログを運営する意義

ブログを運営する意義は、理学療法士の知識・経験といった情報を求めている他の理学療法士の方々に役立てるよう、インターネットを通じて公開、配信することです。

ブログは、そのメディアの特性上、自らの専門や立場に根差した分析や意見を世に発信できますので、世に役立つ情報を発信できれば、「自分」という人間を売り込むことができます。つまり、ブログは、未来の収入を作るキャリア構築の場としても利用できるわけですね。

 

 

どうしてブログで収入が得られるか

前提として、ブログで収入を獲るということは、社会貢献に繋がる誇れる活動です。

そこで、まずはどうしてブログを書くことで収入が得られるのかの仕組みについて説明します。収入源はいくつかありますが、その大半は「Googleアドセンス」からの広告収入となります。アドセンスとは、簡単に書くとネット広告であり、それを掲載することで閲覧数などに応じた収入を得ることができます。

私のサイトでは、1回の閲覧で0.2円ほどの収入が発生しますので、月に30万回の閲覧数で約6万円の広告収入となります。トップブロガーでは、何百万回といった閲覧数があるので、それだけで生活することも可能です。つまり、閲覧数が多い=社会貢献度が高い(人々に必要とされている)と考えることができます。

結果として、ある程度の閲覧数が獲得できると、直接、企業などから広告を掲載して欲しいといった依頼が来るようになります。他にも、出版社から執筆の依頼がきたり、セミナー開催の依頼がきたりと、多方面で収入を獲得できるようになります。

ブログで収入を得ることは、勤務先にしばられず、自分自身で収入を得ながら、未来を切り開いていく能力を身に付けることにも直結しそうですね。

 

実際に稼げている人は全体の3

次に知っておいてほしい事実として、サイト運営で3万円以上の収入を得ている人の割合は、全体で3%しかいないということです。おそらくブログに絞って調査するなら、それより低い数字になると思います。

私がブログで稼げている理由として、医療従事者向けの専門サイトといった側面があるので、ある程度の閲覧数が稼げています。これが、普通のブログのような雑記だとほとんど閲覧されることはありません。ブログで稼げるようになるためには、閲覧される記事作りを意識することが大切です。

 

 

ブログで収入を得られるようになるまでの道のり

私の場合ですが、ブログで月に3万円以上を稼げるようになったのは、サイトを作り始めて1年後の話です。それまでは、とにかく毎日3時間以上はブログを書く時間にあてて、地道に記事の数を増やしていきました。1年で記事を200本ほど書きましたが、それでようやく閲覧数が月間15万ページ、収入で3万円になりました。

もちろんこれは私の場合の話なので、もっと効率良く記事を書ける方なら半年ほどで稼げるようになるかもしれませんし、反対に記事を書くのが下手ならもっと長い時間が必要になる可能性だってあります。なので、何事もやってみないとわかりません。

 

 

おわりに

副業を考えている方には、ブログというのはとてもお勧めな方法です。軌道に乗るまでは時間も労力も相当かかりますが、一度乗ってしまえば、あとは何もしなくてもお金が入ってくるようになります。これは本当に嬉しいです。また、初期投資も殆どかかりませんし、気軽に始められるのも強みです。是非とも、興味がある方は挑戦してみて下さい。

 

 




理学療法士が情報発信を通じてヒットコンテンツを作る方法

私が実践している「ブログでヒットコンテンツを作る方法」をここでは紹介していきたいと思います。キーワードはコピーの最初の段落に書くとか、ページタイトルは40文字前後で書くとか、細かく書いていくとキリがありませんし、そういった細かいテクニックは実践しても効果ってほとんどありません。なので、ここではより根本的なことを紹介します。


ユーザビリティをとにかく意識する

ヒットコンテンツを作る上で最も大切なことは、ユーザビリティを意識することです。ユーザビリティとは、簡単に書くと利用者満足度のことです。ここでの利用者とは、あなたのサイトを見に来てくれた人たちのことを指します。その人たちが、あなたの書いた文章を読んで、どのように感じるかを考えながら書くことが大切です。もしも、その文章中にこれまで知らなかったような有意義な情報が書いてあると、きっと満足度は向上するはずです。

 

 

読みやすく体系化する

どんなに有意義なことが書かれていても、情報が散在していると読みにくくなってしまい、結果的に満足度は下がってしまいます。そうならないためにも、私の場合は教科書などを参考にして、どのようにしたら読みやすいかを意識しながら文章を書いています。たとえば、「目次」をつけることで最初にどんなことが書いてある記事かをわかるようにしたり、細かく見出しを置くことで見やすくするように心がけています。

 

 

読者が求めている情報があるか

たまに見かけるのですが、「腰痛を治す方法」とタイトルに書いておきながら、詳しい方法はこちらの本を購入してください、と誘導されるようなサイトがあります。これって読み手側からしたら本当に面倒くさいですよね。こういうサイトはユーザビリティが下がりますし、ヒットコンテンツなんて絶対にできません。情報を出し惜しみするよりも、持っている情報はすべて出してしまうほうが、絶対に読まれる記事は作れます。

 

 

オリジナリティのある文章を書く

医療系のブログやサイトでありがちなことですが、たとえば「ストレッチ方法」の記事があったとして、その方法だけを端々と書いていたりします。そんな文章というのは、誰でも書くことができますし、実際に書いている人たちは山ほどいます。そんな退屈な記事にならないためにも、あなたの考えを文中に必ず入れるようにしてください。そうすることで、他にはない世界でひとつだけのコンテンツが出来上がります。

 

 

おわりに

上記のポイントを抑えることで、誰にでも簡単にヒットコンテンツが作れるようになります。とは言えませんが、少なくとも読み手側が満足できるような記事が書けるようになるはずです。Googleの検索エンジンはとても賢いので、役立つ情報が書いてあるなら、その記事はいずれ必ず上位に表示されるようになります。なので、一つひとつの記事を丁寧に書き、それを継続していくことがヒットコンテンツを作る近道だと思います。

 

 




理学療法士が本気で情報発信を考えるならワードプレス

最近、ブログで情報発信をしている理学療法士が増えてきましたね。それらのブログを覗いてみると、アメブロやライブドアなどのブログを利用している場合が多いようですが、本気で情報発信を考えているなら絶対にワードプレスがお勧めです。以下にお勧めする理由をご紹介します。


その1:無料でプラグインが使用できる

ワードプレスを利用すべき最大の理由はプラグインが利用できることです。簡単に説明すると、ブログの拡張プログラムのようなものです。その中には、利用者を分析できるものや最近の人気記事を表示するもの、文章をコピーされないようにするものなど、何百種類といったプラグインが常備されています。そこから自由に好きなものを選んで使用することができます。

 

 

その2:SEOに強い

SEOとは検索エンジンに対する最適化のことで、SEOが強いとGoogleなどで検索をした際に、自分のサイトが検索結果の上位に表示されるようになります。ブログはあくまで読まれてこそ意味があると思うので、上位表示されやすくなるというのは非常に大切です。また、サイトの表示速度を速くするプラグインなどもありますので、それらを上手く活用することで読みやすいブログを作ることができます。

 

 

その3:自由度の高いサイトが作れる

ワードプレスでは、無数にあるテーマの中から選択することで、オリジナリティの高いサイトを作成することができます。アメブロやライブドアブログでも自由に作ることができるのですが、それにはHTMLやCSSなどの専門知識が必要になります。そんな専門知識がなくても自由度の高いサイトが作れるのは、ワードプレスの魅力といえるでしょう。

 

 

その4:ワードプレスで月間の閲覧数が30万ページ

実際に私もワードプレスを使用してブログサイト(リハトラネット)を運営しておりますが、月間で15万人以上、閲覧数で30万ページ以上が読まれています。その経験から書かせてもらうと、情報発信をすることで多くのメリットを生み出すことができます。

たとえば、同じように情報発信をしているリハビリ職の方々と知り合いになれたり、出版社から執筆の依頼がきたり、知識をまとめることでより深く理解できるようになったりします。これからはキャリアアップの手段としても、有意義な方法ではないかと思います。

 

 

その5:理学療法士が情報を発信する意義

現在、ネット上では医療従事者でもない方々が間違ったリハビリ方法を記事にしていたりと、曖昧な情報が拡散されています。それらを見よう見まねで試してみて、症状が悪化するといったことが現実に起きています。それらを防ぐという意味でも、医療従事者が正しい情報を発信していくことは大切ではないでしょうか。


もしも、理学療法士の方でワードプレスを導入したいと考えている方は、キャリアPTでお手伝いしますので、お問合せ下さい。
ちなみにキャリアPTもワードプレスで作成しております。