5年後のなりたい自分を描く(Part2:ビジョンマップの作り方)
こんにちはスウェディシュセラピスト岩見俊哉です。
前回のPart1:過去の振り返り方の続編として、今回はビジョンマップの作り方をご紹介します。
・Part1:過去の振り返り方
・Part2:ビジョンマップの作り方
・Part3:ビジョンマップの使い方
突然の質問ですが、
「あなたは5年後どんなPTになりたいですか?」
「5年後は、どこで誰と何をしていますか?」
私はPTとして仕事を始めた頃、そんな事を聞かれても、明確に答えることができませんでした。私がPTの学校を卒業した当時(2008年)は、病院へ就職と言うのが大多数で、私も病院に就職しましたが、それから3年、5年と経ち、このまま病院にいるべきなのか、他の選択肢はあるのか、どのようにしていくべきなのか、悩みました。
「それがどうかしたの?」
という話になりそうですが、 私自身、PTを続けるうちに、これから先、どうしていけば良いのかが、わからなくなってしまっていたんです。でも、「5年後のイメージ」を持ってからは、仕事に対する気持ちが大きく変わりました。「5年後やその先の未来のために、今がある」とおもえるようになったからです。今では、5年後の映像を思い浮かべるだけで毎日ワクワクしています。そして、皆さんにもそんなワクワクを感じて欲しいと考えています。
ワクワクする気持ちは、なりたい自分に向けて行動する力の源になります。そして、この5年後のイメージを持っている人と持っていない人では、明らかに5年後の結果は、異なります。
目次
ビジョンマップとは
5年後のイメージを作る方法は様々ですが、今回は「ビジョンマップ」というツールを使って、イメージを作る方法をお教えします。
まず、「ビジョンマップ」とは、あなたの5年後、つまり未来の進むべき方向を示す地図です。もしあなたが、ドライブにでかける時、目的地がなければ、道順は当然ありません。目的地がなければ、なんとなく時間が過ぎ、ドライブ自体もなんとなく終わってしまうはずです。恐らく気分転換にはなっても達成感はないでしょう。「ビジョンマップ」は、これからどこに進むのかを示す羅針盤です。これを作ることで、あなたの価値軸がみつかり、行動にブレが少なくなります。
それでは、作り方をご紹介しますので、是非作ってみてください。
ビジョンマップの作り方
1:「やりたくない事」と「やりたい事」を書き出す
これからあなたが、「やりたくない事」と「やりたい事」を紙に書き出してみて下さい。「やりたい事」と「やりたくない事」が分けてあれば、箇条書きで良いので、思いつくままに、どんどん書いていきましょう。
2:やりたい事、やりたくない事に優先順番をつける
やりたい事順、やりたくない事順に数字を振っていきます。その中で健康面、金銭面、人間関係面の3つの内容は、それぞれ丸で囲んでおきましょう。(この3つは5年後を作る為に非常に大切な内容になってきます)
3:素材を集める
やりたい事のイメージを膨らませるために、やりたい事に因んだ素材を集めましょう。雑誌の切り抜きや、ネット上の画像、写真など何でも大丈夫です。あなたのやりたい事に因んだ素材を準備してください。
4:ビジョンマップに落とし込む
紙とペン、ノリを用意します。左側から1年後(20XX年)、2年後・・・5年後と書いていきます。これまで挙げたやりたい事を何年後までにやりたいか、各年の下に書いてください。このとき優先順位の数字も各項目の後ろに書いてください。その下に先ほど集めた素材をどんどん貼りましょう。
一番下には、あなたが挙げたやりたくない事を書いておきましょう。
一番右側には、5年後のなりたい姿を記入します。誰と何処で、仕事をしていて、あなたはどんな表情をしていて、どんな会話をしているか、出来るだけ具体的にイメージしてみて下さい。
朝起きてから寝るまで、5年後の1日をイメージしてみましょう。できれば、人に語れるくらいになると良いでしょう。5年後のあなたは、朝起きると、何人家族がいて、どんな朝食を食べて、どこに仕事へ出かけますか?
6:クリアファイルや手帳などにいれて持ち歩く
いつでも観ることができる状態にしておく事が大切です。毎日ニヤニヤできるぐらいのものでないと駄目ですよ。是非、世界に一つだけの素敵なビジョンマップを作って下さいね。
そしてその未来に近づくために、今から行動していきましょう。