ロールモデルとなる先輩理学療法士が必要なワケ
こんにちはスウェディシュセラピストのトッシュです。前回までは、ビジョンメイキング(Part1、Part2、Part3)についてお伝えしました。皆さんのビジョンマップは、素敵に仕上がりましたか?作り方がわからない方や、シェアして頂ける方がいましたら、気軽にメールを下さいね。
今回は、ロールモデルについてのお話です。
ロールモデルとは
ロールモデルとは、「いつかこの人のようなスタイルで仕事に向き合いたい。」「この人のような考え方や価値の軸を持って、人生を送っていきたい」など、人生のお手本になるような方のことです。皆さんには、ロールモデルとなる人はいますか?もし、いまそのような方がいないのであれば、できるだけ早く見つける事をお勧めします。その理由は、
・自分のモチベーションが上がる。
・自分の目標や自分のやりたい事が明確になる。
など様々ありますが、一番のメリットは、「あなたの仕事に対する価値観や目的が明確になる」と言う事です!
ロールモデルを見つける場所
では、このロールモデルになる人は、どこで見つければよいのでしょうか。私はできる限り、同じ職場にいることが理想的だと考えます。その理由は、「そのロールモデルとなる人の行動や考え方を、数多く、身近で感じる事ができるから」です。
身近にいる事であなたの価値観や仕事の目的もブレにくくなります。ですから、「どこで働くかも大事ですが、それ以上に誰と働くか」というのは、大切なことなんですよね!
もし、どうしてもロールモデルとなる人が、職場にいないのなら、学会や勉強会に参加したり、他の病院を見学して、外部の方とお話をする事で、ロールモデルを探すのも良いかと思います。仮に学会に参加したなら、ポスター発表に参加するのが、オススメです。発表後も演者の方が残っていらっしゃる事が多いので、ゆっくりと、お話しやすいです。
それでも見つからないのであれば、ある一つの分野でも良いので、ロールモデルとなる人をみつけても良いと思います。例えば、
・治療プログラムの進め方についてはこの人
・患者様や利用者様のモチベーションの上げ方についてはこの人
・休日の過ごし方はこの人
などと決めてもよいでしょう。
余談ですが、私が以前働いていた、訪問リハのステーションの女性のPTさんは、お昼ご飯の楽しみ方の達人でした。お昼休みにはリサーチしていた、美味しいお弁当屋さんの情報、定食屋さんのおすすめメニューやコンビニの新製品の情報をみんなに紹介してくれるんです。情報が常に更新されるので、私は密かに・・・
「ランチの女王」
と呼んでいました。(笑)女性のPTの方は、結婚、出産を経て復帰されているようなロールモデルの方が沢山いる職場だと、長期的に働きやすい環境かと思います。
ロールモデルを見つけたら
もし、あなたにロールモデルになる人が既に存在していたり、今後、ロールモデルになる人が見つかったなら、次の事を考えてみてください。
・あなたは、その人のどんな部分に惹かれたのか?
あなたが惹かれた部分は、
・上手く患者様や利用者様のモチベーションを引き出す所でしょうか?
・言いにくい事も職場のリーダーにしっかりと伝えるところでしょうか?
惹かれる部分は、あなたが仕事において、大切にしている価値観や信念と共通している部分があるはずです。そして、
・なぜあなたは、PTとして働いているのか?
・PTとして、誰に何を提供していきたいのか?
・あなたのリハを受けた人に、どんな風になって欲しいのか?
を考えてみて下さい。
是非、この部分は、あなたのロールモデルとなる人にも聞いてみると良いでしょう。そのように仕事の目的を明確にする事で、あなたの軸を持って、今後のキャリアを作って行く事ができるはずです。
是非、皆さんも素敵なロールモデルとなる人を見つけて下さいね!